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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊      


2023年 アメリカ (A HAUNTING IN VENICE)
ミステリー   

<監督>ケネス・ブラナー
<キャスト>カイル・アレン, ケネス・ブラナー , ジェイミー・ドーナン, ティナ・フェイ, ケリー・ライリー, ミシェル・ヨー

<ストーリー>
名探偵ポアロ(ケネス・ブラナー)と友人のオリヴァ夫人(ティナ・フェイ)が、ハロウィーンの降霊会に参加する。しかし、そこで殺人事件が発生して、ポアロが真相解明に乗り出すのだが・・・。

<感想>
名探偵ポアロをケネス・ブラナーの監督・主演で映画化した第3弾です。

ただ、最近クリスティの原作を読み続けていて、名探偵ポアロシリーズはすべて読破した私としては、ケネス・ブラナーの”ポアロ”が出てきた瞬間、やっぱり違うよなーーーと思ってしまうのでした。
ケネス・ブラナーは、どこまでいっても素敵なおじさま。ポアロはもっと変人じゃなくっちゃね。

しかも、本作の原作が「ハロウィーン・パーティ」だということですが、冒頭から本格ホラー仕立てになっていて、何かの間違い?!と思うほどの違和感で戸惑いました。

その後も、原作通りなのは、オリヴァ夫人が登場するのと、リンゴゲームの所などだけ。
動機となるアレもコレも出てこなくてまるで違う作品のようでした。

原作を知らずに見れば、それなりに面白いかもしれませんが、私としては期待はずれでしたねーーー。
ただ、原作通りに映画にすると、少々面白みの欠ける展開になってしまったかもしれないとも思うので、これはこれでしかたなかったのかも。
でも、それならそれで、他にも面白い話がたくさんあるのになぁとも思うのでありました。

「オリエント急行殺人事件」は見ましたが、「ナイル殺人事件」は、なぜだか見落としているので、ケネス・ブラナー=ポアロの違和感を覚悟しつつも見なくては。



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