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マンク 破戒僧      


2011年 フランス・スペイン (LE MOINE)
ミステリー・スリラー   

<監督>ドミニク・モル
<キャスト>ヴァンサン・カッセル , デボラ・フランソワ , セルジ・ロペス , ジェラルディン・チャップリン

<ストーリー>
修道院に捨てられていた赤ん坊アンブロシオ(ヴァンサン・カッセル)は、その後、修道院を代表する僧に成長した。そんなある日、彼は、仮面をかぶった修道士バレリオ(デボラ・フランソワ)を、預かることになる・・・。

<感想>
マシュー・G・ルイスが執筆し、160年間、発禁本として封印されていた“暗黒文学の超問題作"の映画化だそうです。

敬虔な修道士として、自分を戒め、静かに、しかし、確固とした道を歩んでいた男が、あるきっかけから、禁を犯し、その後、歯止めがきかなくなって、とことん墜ちてしまう話です。

こういうことは、得てして、彼のような、優等生にありがちなことかもしれません。
そして、あまりにも、無垢でありすぎたからこそ、悪魔に目をつけられたのかもしれません。
でも、神が存在するからこその悪魔。
それが、これほどの力を持つということは、自分の欲望に勝つことが、いかに困難を伴うことかということでしょう。

ヴァンサン・カッセルが修道士アンブロシオ役を演じていますが、これが、なかなかのはまり役です。
あの野性味あふれるヴァンサンが、ローブを着て静かに歩いていると、敬虔な修道士に見えてしまいます。
でも、それだけに、墜ちていく姿は、野獣のようでした・・・(^_^;。
そして、脱げばやっぱり、いい体つきなのでした(^▽^)。(2016,09,04)



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