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マダムのおかしな晩餐会      


2016年 フランス (MADAME)
コメディー・ロマンス   

<監督>アマンダ・ステール
<キャスト> トニ・コレット, ハーヴェイ・カイテル, ロッシ・デ・パルマ

<ストーリー>
裕福なアメリカ人夫婦(ハーヴェイ・カイテル、トニ・コレット)がパリに住み始め、友人を招いてパーティーを開くが、参加人数が13人になってしまい、急遽メイドの一人マリア(ロッシ・デ・パルマ)を参加させる・・・。

<感想>
パリに住むアメリカ人夫婦が主役の、フランス映画です。
メイドの一人をパーティー客として参加させたことから、予想外の結果になってしまうという辛口コメディー。

フランスでアメリカ人がどう見られているのかとか、その他にも、文化や考え方の違いなどが分かれば、ひょっとすると、さらに面白く見られるのかもしれません。
でも、知らずに見ても、面白かったです。

その一つの要因として、主役とも言えるメイド役のロッシ・デ・パルマのインパクトがあります(^_^)。
一目見たら、忘れることのないような容貌で、否が応でも目が彼女に集中してしまいました。
そんな彼女が演じるメイドが、急に上流階級のパーティーに参加することになって慌てふためく様子、そしてその後、徐々に自信を持ってゆく姿が、痛々しくも微笑ましいです。

上流人たちのパーティーに参加するなんて、ちょっと憧れてしまいますが、マリアがあんなにいやがるのですから、実際には、マナーとか、しきたりとか煩わしいことの方が多くて、気詰まりなものなのかもしれません。

そんな状況で、最初はおどおどしていた彼女が、あることをきっかけに、だんだん自信を持って、楽しそうにするのに反して、家の女主人(マダム)が、マリアの大胆な行動に苦虫をかみつぶすようなようすなのが、面白いです。

ラスト後は、いったいどういう展開になるのでしょう。
彼女の明るい笑顔が救いになりました。(2019,12,22)



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