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燃えつきるまで      


1984年 アメリカ ロマンス

<監督>ジリアン・アームストロング
<キャスト>ダイアン・キートン , メル・ギブソン , マシュー・モディーン , トリニ・アルヴァラード

<ストーリー>
殺人容疑で投獄されたエド(メル・ギブソン)と弟のジャック(マシュー・モディーン)は、刑務所の中で、死刑執行を待つばかりだった。しかし、世間では、彼らの無実を信じる人々も多かった。刑務所長の妻、ケイト(ダイアン・キートン)は、彼らの元をたびたび訪れて、聖書を読み聞かせていたが・・・。

<感想>
あまりにも愚かで情熱的な物語で、ありえない〜と思っていたら、なんと、実話がベースの話でした。
こりゃ、びっくりだわ!(^^;。

当時の刑務所長の家は、刑務所内にあって、刑務所も生活圏の一部みたいな感じだったのでしょうか。
そういえば、映画「冷血」だったか「カポーティ」だったかでも、所長一家と一緒に食事をするシーンがあって、びっくりしたことがありましたっけ。
いくら鉄格子があるとはいえ、犯罪者と鼻をつき合わせて生活するなんて、ちょっと・・・いや、だいぶ、イヤですねぇ(^^;。

ただ何故か、この映画の主人公は、殺人容疑者であるにもかかわらず、世間的には、とても人気があって、助命嘆願が多かったのです。そのところは、詳しく描かれていないのですが、この兄弟が、ハンサムだったことも、その理由なのかなぁ。

そして、ケイトは、エドたちの力になってしまうのです・・・。

この辺の彼女の心理状態が、よく理解できず、ただただ、愚かにしか見えませんでした。
どうして、そんな行動を取ってしまったのか。
彼女のそれまでの病気とも関連があったのか。
夫との不仲が、遠因しているのか・・・??

何不自由のない生活から、全てを捨て去って、エドの元に走った彼女。
あまりにも、愚かしくて悲しい彼女と、かわいそうな彼女の周りの人々。

納得できない事ばかりですが、
実話であるというのですから、彼女の心の内には、私のうかがい知れないような、何かがあった・・・ということなのでしょう。
そこら辺をもっと深く掘り下げて描いて欲しかった映画です。

キャストは、見ての通り豪華です。
特に、メル・ギブソンは、誰??!!というほど素敵でした〜〜(^^)。(2009,11,03)



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