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ミュリエルの結婚      


1994年 オーストラリア コメディー・ロマンス

<監督>P・J・ホーガン
<キャスト>トニ・コレット , ビル・ハンター

<ストーリー>
市議を父親に持つミュリエル(トニ・コレット)は、就職せず、ブラブラしていることを父親からいつも怒られていた。彼女なりに、タイプの学校に行ったりして、努力はしていたものの、なかなか結果が出ないのだった。しかも、彼女は、その太り気味の体型から、友達からも敬遠され気味だった。そんな彼女が、一念発起して始めたことは・・・。

<感想>
演技派女優、トニ・コレットの14年前の主演作で、オーストラリア・アカデミー賞4部門受賞作だそうです。

でも、驚きました!
私の持っているトニ・コレットのイメージは、細身で、一風変わっているけれど、シャキッとした女性。でもこの映画の彼女は・・・。
えっ?!これ誰??トニ・コレットは、どこに??っていう感じだったのです。そう、この映画の彼女は、おデブちゃんなんですね〜〜。実は彼女、この映画のために20kgも体重を増やしたそうです。女優魂ですね、すごい!。
それに、私、彼女の年齢も誤解してました。14年前は彼女はまだ22歳だったんです。そう思って見ると、この映画の彼女も、納得できます。花も恥じらう22歳なんですもんね〜〜(^^)。

映画の中の彼女は、どうしようもない女の子。父親にいつもガミガミ言われて、やる気まで奪われてしまっているような女の子です。この家族は、他の兄妹も、彼女と同じ様に、やる気のない子供ばかり。これは、やはり、父親が、自分中心の思考しかできないうるさ型だからなんでしょうねぇ。こういう家族を見ると、やはり子供は褒めて育てた方がいいのかなと思いますね〜。
そんな父親に一人耐えていた母親も、かわいそうな事になって、やりきれなさを感じてしまいました。

そんなミュリエルが、やっとつかんだ幸せ。これがいいことであるのか、ないのかは別として、この時の彼女の満面の笑顔が、彼女の心の全てを表しているようでした。しかし・・・。

最初は、全くさえないミュリエルが、どんどん綺麗になってゆくのが感動的でさえある映画です。22歳のトニ・コレットも、見る価値がありますよ〜〜。

そんなこんなで、とってもレアな映画だと思うのですが、残念ながら、そのせいで、DVDはないようです。見たい方は、ビデオかな。(2008,05,28)
と思ったら、デジタル・リマスター版が発売されるそうです。うれしいですね!!(2009,04,17)



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