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ミステリー・トレイン      


1989年 アメリカ・日本 (MYSTERY TRAIN)
   

<監督>ジム・ジャームッシュ
<キャスト>工藤夕貴, ジョー・ストラマー, 永瀬正敏, スティーヴ・ブシェミ, ニコレッタ・ブラスキ

<ストーリー>
アメリカ、メンフィスにある線路脇のホテルに宿泊することになる、3組の泊まり客にまつわる3つのストーリー。

<感想>
ジム・ジャームッシュ監督作品です。
彼に思い入れがあるわけでは無いのですが、「デッド・ドント・ダイ」を見たついでに、「ミステリー・トレイン」という題名に惹かれて見ました。

作品は、3話からなり、3組の登場人物が、列車が近くを通るホテルに同じ日に宿泊する話で、それぞれが(ほんの)少しづつ関わりがある設定になっていました。

驚いたことに、第一話に、永瀬正敏と工藤夕貴が出演していました。しかも若い!(^_^)。

第一話は、英語もろくに分からない日本の若者二人が、エルビスの町、メンフィスを旅する話です。
二人の描き方が、いかにも日本人なのが面白く、明るくて物怖じしない工藤夕貴が可愛いです。

二話目は、飛行機に乗り損なった女性が、件(くだん)のホテルに着き、そこで出会った女性と相部屋になる話。

三話目は、酒で暴れる義理の弟を迎えに行った散髪屋が、弟の銃撃に巻き込まれて町を逃げ回り、結局ホテルにたどり着くという話。散髪屋をスティーヴ・ブシェミが演じています。そう言えば、スティーヴ・ブシェミは、「デッド・ドント・ダイ」にも出演していましたっけ。

ホテルのフロント係の二人が三話を結びつける役割を担っていました。

3話目以外は、ちょっとニヤリとするような会話がある他は、特に何が起こるわけでも無いので、ちょっと退屈でした。
しかも、「ミステリー・トレイン」という題名なのに、まったくミステリーではないのでがっかりなのですが、「ミステリー・トレイン」とは、エルビスの曲の題名だそうで、アメリカ人の永遠のエルビス愛を感じる作品なのでした。
(2021.05,01)



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