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ローマの休日      


1953年 アメリカ (ROMAN HOLIDAY)
コメディー・ロマンス   

<監督>ウィリアム・ワイラー
<キャスト> オードリー・ヘプバーン, グレゴリー・ペック

<ストーリー>
ヨーロッパの小国の王位継承者であるアン王女(オードリー・ヘプバーン)は、ヨーロッパ各国を親善訪問中だったが、イタリア滞在中のある晩、宮殿を抜け出して、ローマの街を散策するのが、道ばたのベンチで、寝入ってしまう。そんな彼女を見つけたのは、新聞記者のジョー・ブラドリー(グレゴリー・ペック)だった。彼は、彼女の正体を知らず、下宿に連れ帰るが・・・。

<感想>
昔見たきりだったので、見てみましたが、ヘプバーンの魅力あふれる素敵な映画であることを再確認しました(^^)。
前見たのは、だいぶ昔だったので、忘れていたシーンも多く、とても新鮮な気持ちで見ることもできました。

冒頭の、女王としての責務を果たすヘプバーンの、なんと、気高く、気品あふれる姿でしょう!
でも・・・靴が脱げちゃうのね〜(^^)。

ハイヒールの痛さや、疲れは、女性ならみんな知っているから、ここは、「あぁ、分かる!分かる!」って、一気に彼女への親近感が高まりました。

そして、ベッドルームでのヒステリー。
当たり前よね、表敬訪問なんて、楽しいわけがない。
でも、そんなシーンでも、彼女が演じると、気品があって、お上品で、可愛くて〜(^^)。
本当に、もう、彼女のための映画・・・というか、彼女の存在あっての映画です。
どのシーンも、みんな素敵でした!

その中でも、好きなシーンは、最初に挙げた、靴が脱げちゃうところとか、ジョーのベッドで眠りこけるところ、美容院のシーン、そして、彼女が宮殿に帰って行くところも、切ないですよね。
ラストの記者との謁見のシーンもいいわ〜。

ヘプバーンは、この演技で、アカデミー主演女優賞を獲得。
この年は、「地上(ここ)より永遠に」という映画と、賞争いをしたみたいですね。
そちらの映画も、今度見てみなくちゃ。
この後、ヘプバーンは、アカデミー賞では、4回主演女優賞候補に挙がりました。
まだ見てない作品もあるので、これから、ゆっくりと、見ていきたいと思っています。(2012,01,09)






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