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ラリー・フリント      


1996年 アメリカ 伝記 コメディー

<監督>ミロス・フォアマン
<キャスト>ウディ・ハレルソン , コートニー・ラヴ , エドワード・ノートン , ジェームズ・クロムウェル

<ストーリー>
密造酒売りからクラブ経営を経て、過激なポルノ雑誌「ハスラー」の創刊によって、巨万の富を得たラリー・フリント(ウディ・ハレルソン)。しかし、あまりにも過激な内容の「ハスラー」に、世間の風当たりは強く、しばしば裁判沙汰になる・・・。

<感想>
実在の人物、ラリー・フリントの半生を描いた伝記です。
伝記映画は、苦手分野なのですが、この映画は、面白かったです。というか、このラリー・フリントという人は、尋常ではない人生を送っていて、まるで、小説、まるで映画の主人公のような人物なので、そのパワーに、圧倒されてしまいました。あまりにも、彼の人生が桁外れなので、かえって、こうして映画にすると、嘘っぽくも感じてしまうところが、これまたすごいところです。

苦労をした子供時代から、大人になるにつれ、彼の夢が大きくなり、失敗をも糧にしてしまうこのバイタリティは、お見事。
そして、彼と共に人生を歩むことになる妻、アルシアも、これまたすごい人で、似たもの夫婦なんですね、これが。結婚しても、長くは、続かないだろうなと思っていたにもかかわらず、お互いにとってなくてはならない人になってしまう。夫婦とは、面白いものですね〜〜。

主演は、ウディ・ハレルソン。彼の作品は、7作ほど見ているはずなのに、あまり印象に残っていず、マシュー・マコノヒーと、似てるなぁと、ずっと思いながら見ていました。
でも、この強烈なキャラクター、ラリー・フリントに成りきっているところは、なかなかの力演でした。
そして、彼の妻、アルシア役のコートニー・ラブが、また、凄かったです。メイクも、ファッションも、目つきも、いっちゃってます(^^)。そして、また、こういう役柄が、彼女にいやに似合っているんですよ〜(^^)。
デビュー2作目のエドワード・ノートンも、ラリーに翻弄されながらも、彼らの味方になり続ける、ちょっと頼りない?弁護士役を好演しています。

全く知らない人の伝記でしたが、強烈で見応えがありました。(2007,01,27)



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