シネマチェックトップページ50音別indexラ行index

ロスト・イン・ラ・マンチャ      


2001年 アメリカ・イギリス ドキュメンタリー   

<監督>キース・フルトン , ルイス・ペペ
<キャスト>テリー・ギリアム , ジョニー・デップ , ジャン・ロシュフォール , ヴァネッサ・パラディ

<ストーリー>
テリー・ギリアム監督の新作「The Man Who Killed Don Quixote」。ドン・キホーテにジャン・ロシュフォール、他にジョニー・デップ、ヴァネッサ・パラディというキャストも決まり、映画製作が始まるが・・・。

<感想>
「未来世紀ブラジル」、「12モンキーズ」「ブラザーズ・グリム」などの話題作を監督してきたテリー・ギリアム監督の新作「The Man Who Killed Don Quixote」の映画が製作中止に追い込まれてゆく過程を描いたドキュメンタリーです。 これを見ると、映画を完成させるのって、本当に大変なことなんだなぁと心底思います。全ての準備をしていても、次から次と起きるハプニング。
見ていて、こちらまでぐったりしてしまいました。
以前、「12モンキーズ」のメイキングを見たことがありますが、あれも、また、紆余曲折の末の完成。公開して、どんな評判になるのかも混沌とした状態。結局、すごく評判が良かったので、やれやれでしたが、相当神経が図太くないと、映画監督なんて、出来ませんねぇ。

このドキュメンタリーの対象である「ドン・キホーテ」。私は、原作もあまり知らないので、是非、映画が完成して欲しかったのですが残念な結果になってしまいました。ドン・キホーテ役のジャン・ロシュフォールも、役にピッタリだったので、本当に残念です。 こんな風に、色々な準備に時間とお金を掛けて、それでも日の目を見ることが出来なかった映画は、割と多いのかもしれないですねぇ。

それから、映画の中の会話で、よく出てきた「バロン」という映画。これも、制作時、災難に見舞われた、最悪の映画だったらしいのですが、そう言われると、見たくなってしまいます(^^)。(2006,10,29)



シネマチェックトップへ