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ラッキー・ユー      


2007年 アメリカ コメディー・ロマンス   

<監督>カーティス・ハンソン
<キャスト>エリック・バナ , ドリュー・バリモア , ロバート・デュヴァル , ロバート・ダウニー・Jr , ケン・ダヴィティアン, マイケル・シャノン

<ストーリー>
ラスベガス。プロ・ポーカープレイヤーのハック・チーバー(エリック・バナ)は、大胆不敵なプレーヤーとして知られていた。彼は、近々行われるポーカーの世界大会に出場して、伝説的ポーカー・プレイヤーである父親、LC・チーバー(ロバート・デュヴァル)に勝利することを目標にしていたが、まずは、その大会に出場するための1万ドルが用意できずにいた。そんな彼の前に、魅力的な女性、ビリー・オファー(ドリュー・バリモア)が現れる・・・。

<感想>
先月映画館で見た「ラスベガスをぶっつぶせ」のようなチャラチャラした青春ギャンブラーの話とは違って、こちらは、シビアなプロのポーカープレーヤーの話です。
そうか、プロのプレーヤーって、いるんだ!と、ちょっとした驚きでしたが、まあ、そうなんでしょうね〜。
特に、ポーカーだと、相手との駆け引きが重要になるので、それこそ、カモになる金持ちを見つけてしまえば、赤子の手をひねるように、金を手に出来るのかもしれません。
間違っても、ベガスに観光旅行に行って、ポーカーなんかしたらダメって事ですね。まあ、そんな資金がないので、関係のないことですが・・・(^^)。

ポーカーシーンは、「ラスベガスをぶっつぶせ」のブラックジャックよりも、分かりやすいので、面白かったです。
これは、単純なだけに、本当に、人と人との駆け引きそのもの。人の顔色をじっくりと見たり、その人の性格までも、素早く読み取ることが、勝負の分かれ目ともいえるところです。

それにしても、あんなに無遠慮に、人の顔をまじまじと見るのって、アリなのでしょうか。プロなんだから、当然なのかもしれませんが、見られている方は、イヤな感じですよねーーー(^^;。

この、ポーカーシーンでは、ポーカーのルールの他にも、いろいろと面白いことも知ることが出来ました。
まず、チップの出し方と、チップの扱い方。これで、こういう遊びになれているのかいないのかが、分かります。チップなんか、数えなくても、指の感覚で、何枚かとか、分かるんでしょうね、きっと。
それから、ディーラーのミスのせいで、勝負がひっくり返ることがあるというのも、驚きですね。まあ、大金がかかっているわけで、みんな真剣勝負。これも、当たり前のことなのでしょう。ディーラーが、へたくそだったら、要注意です。

そんなこんなで、見所もありましたが、映画の方は、あまり面白味がありません。特に、せっかくのドリューとの関係が、ありきたりの流れで、面白くなくて、がっかり。ハック自身の魅力があまり感じられないというか、エリック・バナ自身に、あまり華がないです。
ドリュー・バリモアも、ヘアスタイルのせいか、おばさんっぽく映っていて、あまり魅力的ではありません。もっとかわいらしくも、映る人なのに残念。。
ただ、脇で、面白い人たちが登場します。これも、ラスベガスが舞台ならではなのでしょうね。何でも、賭にしてしまう人が面白くて、ゴルフコースの賭けも、このシーンは、コミカルで、面白かったです。(2008,08,10)



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