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ライラの冒険 黄金の羅針盤      


2007年 アメリカ アドベンチャー・ファミリー・ファンタジー   

<監督>クリス・ワイツ
<キャスト>ニコール・キッドマン , ダコタ・ブルー・リチャーズ , サム・エリオット , エヴァ・グリーン , クリストファー・リー , ダニエル・クレイグ , トム・コートネイ , イアン・マッケラン(声の出演), フレディ・ハイモア (声の出演), クリスティン・スコット・トーマス(声の出演), キャシー・ベイツ(声の出演)

<ストーリー>
12才の少女、ライラ(ダコタ・ブルー・リチャーズ)の住む世界では、人の魂はダイモンと呼ばれる動物の姿をしていて、人と行動を共にしていた。ある時、ライラの友人、ロジャー(ベン・ウォーカー)が何者かに連れ去られてしまう。彼を捜すためにライラは旅立つのだが、その折りに、学長(ジャック・シェパード)から、この世界にたったひとつだけ残った真理計を渡され、ライラが特別な子供であることを明かされる・・・。

<感想>
子供向けのファンタジーという印象だったので、全く見る気が起きず、しかも、シリーズ物(全3部作)なので、WOWOWで放映されてもパス!と思っていたのですが、あまりにも何回もWOWOWでの放映が繰り返されるので、根負けして見てしまいました(^^)。

原作は、傑作と言われるフィリップ・プルマンの「ライラの冒険」シリーズです。
”傑作”の映画化は、いろいろと難しいところですが、原作を読んでいない私には、そこそこ面白く見ることが出来ました。

最も興味を引かれたのが、この物語の世界観。魂が動物の姿をしていて、人にいつも寄り添っている(ダイモン)・・・というところです。しかも、子供の頃のダイモンは、まだ一定の姿をしていなくて、変化するというのです。
皆それぞれの性格にあったダイモンを持っていて、ダイモンを見ると、その人の性格や、力が分かってしまい、なんだか自分をさらけ出しているようで、恥ずかしい気がします(^^)。それに、ダイモンが死んでしまうと、自分も死んでしまうのですから、ちょっと不便なような、危険なような気もしました(^^;。

映画では、ダイモンの映像が見事で、本当に、彼らがそこにいるように見えました。
ライラはまだ子供なので、ダイモンがその時の気持によって、いろいろ変化して、可愛かったです。(やっぱり、ネコが一番可愛いな〜(^^))

シリーズのはじめと言うことで、登場人物も多く、また、世界観について行くのも大変でしたが、まあ、飽きずに見ることが出来ました。
ライラを演じるダコタ・ブルー・リチャーズちゃんも、しっかりした感じの女の子で、役に合っていました。

今回は、シリーズ一作目という事で、ひとつのミッションを終え、次からも、お楽しみ〜って感じですかね。(2009,02,22)



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