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リリーのすべて      


2015年 イギリス・ドイツ・アメリカ (THE DANISH GIRL)
伝記・歴史   

<監督>トム・フーパー
<キャスト> エディ・レッドメイン , アリシア・ヴィカンダー , ベン・ウィショー , セバスチャン・コッホ , マティアス・スーナールツ

<ストーリー>
1926年、デンマークのコペンハーゲン。画家であるヴェイナー夫妻の夫アイナー(エディ・レッドメイン)は、ふとしたきっかけから、女性としての性を自覚するようになり、徐々にその衝動を抑えられないようになる・・・。

<感想>
世界初の性適合手術を受けたリリー・エルベの映画化作品です。
彼のような勇気ある人がいて、そして理解ある妻がいて、また、意欲的な医師がいて、はじめて可能となった話で、それが現代に至る原点となったのですね。知らなかった・・・。

映像は美しく、どうして彼が女性として目覚めたのかがよく分かります。
しなやかで繊細なストッキング。美しいレース。手触りのいいドレスなどなど。それらを身につけることは女性の特権ですからね(^_^)。
でも、女性としては、抑圧されためんどくさい服装や、痛いハイヒールなど、解放されたい!!と思うことも多いのですが・・・(^_^;。

主演のエディ・レッドメインの演技は、女性の姿になることへの喜びとためらい、そして恐れがよく分かりました。
実際のリリー・エルベは、もっとふくよかな感じのようですが、両者とも、女性としても美しいです(^_^)。

複雑な演技を要求されたのは、妻役のアリシア・ヴィカンダーでしょうね。
夫が変化していくのを見る妻というのは、きっと複雑な思いがあったことと思います。
彼女はこの演技でアカデミー助演女優賞を獲得しました。(2018,07,07)



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