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リトル・ミス・サンシャイン      


2006年 アメリカ コメディー   

<監督>ジョナサン・デイトン , ヴァレリー・ファリス
<キャスト>グレッグ・キニア , トニ・コレット , アラン・アーキン , アビゲイル・ブレスリン , スティーヴ・カレル , ポール・ダノ , ブライアン・クランストン

<ストーリー>
アリゾナに住むフーヴァー家は、家族それぞれが大きな問題を抱えている。そんなある日、末娘のオリーブ(アビゲイル・ブレスリン)が美少女コンテストに参加できることに決まり、フーヴァー家は、一家を挙げておんぼろバスに乗り、会場のあるカリフォルニアを目指すが・・・。

<感想>
よもやアカデミー作品賞にノミネートされるとは思わず、見落としていたので、慌てて見に行ってきました。

ちょっとどころか、たいそうな問題を抱えた家族が、末娘のために奮闘する物語です。
最初に出てくるこのフーヴァー家の食卓の悲惨なこと・・・(^^;。
だいたい、食事が、テイクアウトのチキンと、サラダと、サイダーでしょう。しかも「また」と、おじいちゃんが言うぐらいなのだから、この家族の食生活が覗われます。まあ、アメリカでは、当たり前の食事なのかもしれませんが。
そして、この食卓で、この家の問題点が一挙に露呈します。お父さんも、おじいちゃんも、おじさんもお兄さんも、困ったことです(^^;。これでは、末娘のオリーブちゃんがこんなにまともに育ったのが、不思議なほどですねぇ。

そんな一家が家族全員で、しぶしぶオリーブの美少女コンテスト会場のあるカリフォルニアまで車で移動することになって、ロードムービーの始まりです。
途中で様々な困難な出来事に遭遇するのですが、それが、なかなか面白いのです。
もちろん本人にとっては、笑い事ではなく真剣な悩みなのですが、往々にして、人の悩みって、その人以外には、滑稽なことだったりするんですよね(^^)。

そんなこんなで、それぞれの悩みが解消され、もしくは、消滅しつつ、旅は進んでゆくのですが、まあ、途中で、すごいことになっていって、驚かされました。
ラストのコンテストでも、なんだか有り得ないような、見ながら当惑してしまうようなことになってゆきます。
でも、まあ、ひとつひとつの結果よりも、家族の結びつきが大切ということでしょうか。

この家族は、それぞれ、重い問題を抱えているのですが、それを大げさにも、かといって、軽薄にもせず、描いているところが、とても好感を持ちました。それは、この脚本と、俳優たちの力量による産物なのでしょうねぇ。

アカデミー賞には、助演男優賞と、助演女優賞で、それぞれアラン・アーキンとアビゲイル・ブレスリンがノミネートされました。
アビゲイル・ブレスリンは、メガネを外すと、とてもチャーミングです。ぽろぽろ涙をこぼすシーンなんて、本当に、可愛くて、食べちゃいたくなりました。ぷっくりお腹の幼児体型なのがまた愛らしいのですが、これは、ファットスーツ着用なのだそうです。
グレッグ・キニア、トニ・コレット、スティーヴ・カレルも、とてもよかったです(^^)。

さあ、これでますますアカデミー賞授賞式が楽しみになりました(^^)。(2007,02,10)



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