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ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮      


2012年 デンマーク (EN KONGELIG AFFAERE)
ロマンス・歴史劇   

<監督>ニコライ・アーセル
<キャスト>マッツ・ミケルセン, アリシア・ヴィカンダー

<ストーリー>
18世紀後半。英国王ジョージ3世の妹カロリーネ(アリシア・ヴィカンダー)は、デンマーク王・クリスチャン7世(ミケル・ボー・フォルスゴー)の元に嫁いでゆく。しかし、彼女の思い描いていた結婚生活とは、全く違う生活が待ち受けていた・・・。

<感想>
題名がドロドロっぽかったので、なかなか見る勇気が出なかったのですが、やっと見ることが出来ました。

デンマークでは、王室スキャンダルとして有名な実話だそうです。

過去、日本でもそうでしたが、トップに立つ人の娘や親族の女は、自分の意思に関係なく国のために駒として嫁ぎ先を決められてしまいました。
この映画の英国の王女、カロリーネも、何の情報もないままデンマーク王と結婚するのですが、彼女の期待に反して、その結婚は悲しいものだったのでした。
世継ぎをもうけた後、王室で孤独な日々を過ごす彼女の前に、王の侍医としてドイツ人医師が現れる・・・。

さすがにこれはヤバいだろうという展開で話は進みますが、映画の後の後日談を聞いて、救われました。
時代の流れは、人々の犠牲の上で、正しい方向に導かれてゆくということでしょうか。

主演は、デンマークの名優、マッツ・ミケルセン。
彼しかこの役を演じられる俳優はいないだろうと思えるほど適任なキャスティングです。
知的で、野心があって、そして、セクシー!言うことありません。
王妃役のアリシア・ヴィカンダーも、美しく、気品があって、ピッタリでした。(2022,10,23)



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