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わたしに会うまでの1600キロ      


2014年 アメリカ (WILD)
アドベンチャー・伝記   

<監督>ジャン=マルク・ヴァレ
<キャスト> リース・ウィザースプーン , ローラ・ダーン

<ストーリー>
最低の人生を歩んでいたシェリル(リース・ウィザースプーン)は、アメリカのメキシコ国境から、カナダ国境までのパシフィック・クレスト・トレイル(PCT)を歩こうと思い立つが・・・。

<感想>
PCT(パシフィック・クレスト・トレイル)のことは、この映画で初めて知りました。
アメリカのメキシコ国境からカナダ国境までの自然歩道で、アメリカにある三大長距離自然歩道のひとつなのだそうです。
全長4000km以上。
その長さを4ヶ月から6ヶ月かけて、ひたすら歩くんだそうです!壮絶!!
しかも、その途中は、砂漠あり、雪山あり!!

これは、そんな過酷なトレッキングに挑戦した女性、シェリル・ストレイドの回顧録の映画化作品です。

その旅は、始まる前から過酷でした。
なにしろ、数ヶ月かけて歩くのですから、その荷物たるや、すさまじい量で、用意したものをリュックに詰めたものの、重くて立ち上がれない・・・なんてこと、笑い話のようで、本当の話なのでしょう(^_^;。
その他、数々の失敗を積み重ねながら、女性一人で果敢に挑む理由は、旅の途中で、徐々に紐解かれてゆきます。

私も、歩くことは好きなので、今回、PCTについて色々調べましたが、調べれば調べるほど、大変そうでした。
怖いのは、夜と野生動物と、そして、人間でしょうか。そして、自分自身も・・・。
一人でなんて、とうてい行けそうにありません。
でも、何かに躓(つまず)いた時、こういう道もあるんだと思えただけでも、一つの収穫でありました。

主演のリース・ウィザースプーンは、自らが立ち上げた会社で映画化し、主演も務めたそうです。(2017,06,24)



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