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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド      


2019年 アメリカ (ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD)
コメディー    

<監督>クエンティン・タランティーノ
<キャスト> レオナルド・ディカプリオ , ブラッド・ピット , エミール・ハーシュ , ティモシー・オリファント , ダコタ・ファニング , ブルース・ダーン , アル・パチーノ, マーゴット・ロビー, オースティン・バトラー

<ストーリー>
俳優、リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は、今や悪役ばかりで、落ち目街道邁進中。彼のスタントマンのクリフ(ブラッド・ピット)に弱音を吐く毎日だった。そんなある日、隣の豪邸にロマン・ポランスギー監督が妻のシャロン・テート(マーゴット・ロビー)と共に越してくる・・・。

<感想>
待望のレオナルド・ディカプリオの新作です。
監督がクエンティン・タランティーノで、共演がブラッド・ピットという超豪華作品。
ただ、上映時間が161分と、長かったのが心配だったのですが、 最初から最後まで面白くて、退屈する、もしくは眠くなる?!暇なんて、ありませんでした。

レオの役は、落ち目のTV俳優。
かつては、主演作がたくさんあったのに、今やまわってくるのは悪役ばかり。
そればかりか、イタリアの映画出演の話まであり、テンションも下げ下げです。
それでも、与えられた役に、真摯に取り組む真面目な彼。
ハリウッドには、こんな感じの俳優さんなんて、掃いて捨てるほどいるのでしょうね。
レオは、そんな自分の状況をしっかりと受け止めるリックを熱演です。
久しぶりに、彼の切ない泣き顔を見た気がします(^▽^)。

かたや、リックのスタントマンのクリフは、リック以上に深刻な状況であることは言うまでもありません。
しかし、売れっ子俳優のスタント(影)として生きてきたからなのか、世渡りベタ。
ただ、やはり職業柄なのか、度胸があって、腕っ節もよく、おかげで、途中で、すごくドキドキさせられるところが出てきました。

リックの家の隣の豪邸が、ロマン・ポランスギー監督とシャロン・テートの家なので、いやでもあの事件を彷彿させられました。
しかも、映画の中で年月日が表示されるので、事件の日時をきちんと知っているわけではありませんでしたが、カウントダウンのようで、落ち着きませんでした。
そして、運命の日・・・。
さすが”ONCE UPON A TIME〜”なんですね。

この時代のアメリカの映画やTVや俳優、そして、シャロン・テート事件やその背景を知って入れば、完璧に楽しめる作品ですが、知らなくても、大丈夫だと思います。

シャロン・テート役のマーゴット・ロビーが、とてもキュートで可愛かったです(^▽^)。(2019,08,31)



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