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我が心のオルガン      


1999年 韓国 (THE HARMONIUM IN MY MEMORY)
ロマンス   

<監督>イ・ヨンジェ
<キャスト>イ・ビョンホン , イ・ミヨン , チョン・ドヨン

<ストーリー>
1960年代。韓国の田舎町の小学校は、ソウルから新任の教師スハ(イ・ビョンホン)を迎えた。弟たちの面倒を見ながら小学校に通う17歳のホンヨン(チョン・ドヨン)は、スハ先生の事が気になってならない・・・。

<感想>
1999年製作の韓国映画で、見るからに古い映画だったので、最初は、ありゃま!と思ったのですが、見ているうちに、引き込まれました(^_^;。

1960年代の韓国の小学校が舞台で、その学校に、新しい先生が赴任してくるところから物語が始まります。
ソウルからやってきた先生は、若くて優しくて、みんなの人気者になりました。
中でも17才の小学生、ホンヨンは、先生が大好きで、日記に書くことも先生のことばかり・・・。

新任の教師と、彼にあこがれる小学生の様子が、素朴に生き生きと描かれていました。
先生も、生徒達も純真で、のどかで、癒やされました。

学校の校舎や教室の内部の様子は、まるで昭和初期?の頃の日本のようでした。
これは、日本統治時代に日本が朝鮮で行った近代化の一環で、それまで全国に40ほどしかなかった小学校を1000校に増やした業績の名残りなのでしょう。

主演は、イ・ビョンホン。
素朴で、初々しい新任教師がよく似合っていました。かわいい!(^_^)。
そして、彼に恋する小学生ホンヨンを演じたのは、当時27才だったチョン・ドヨン。
17才の役ですが、初恋をした少女の、表情や仕草が見事で、すばらしいです。

ラストのカットの意味が一瞬分からなかったのですが、その後に続くエンドロールを見れば、分かるようになっていました。
でも、控えめなオチなので、もし、映画館で、エンドロールを見ずに帰ってしまった人がいるならば、この映画の醍醐味の何割かを損してしまったことでしょう。

この作品もレンタル落ちの一枚ですが、これは、なかなかいい作品で、”当たり”でした(^_^)。(2016,05,17)



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