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私のちいさなお葬式      


2017年 ロシア(THAWED CARP)
コメディー   

<監督>ヴラジーミル・コット
<キャスト>マリーナ・ニーヨロヴァ, アリーサ・フレインドリフ

<ストーリー>
ロシアの田舎町で一人暮らしの老婦人、エレーナ(マリーナ・ニーヨロヴァ)は、医者から余命短いことを告げられた。都会で住む一人息子のオレク(エフゲニー・ミロノフ)には迷惑をかけたくないと、自分で自分の葬式の準備を始めるが・・・。

<感想>
珍しいロシア映画です。

医師から、心臓病でいつ死んでもおかしくないと言われた73歳の一人暮らしのエレーナは、自分が死んでも、一人息子に迷惑をかけたくないばかりに、自分の葬式を早々に準備するのでした。

でも、「いつ死んでもおかしくない」と言われたとしても、すぐ明日、死ぬと決まっているわけでもないのに、突拍子もないことをし始めるエレーナ。かつて教師だった彼女なので、段取りは、完璧なのですが・・・(^_^;。
しかし、高齢の一人暮らし老人なら、こういう心配をしている人も少なからずいるのかもしれません。

映画は”死”がテーマの話なのに、ユーモアたっぷりで、楽しく見ることが出来ました。

主演のおばあちゃん役は、マリーナ・ニーヨロヴァ。
大きなメガネをかけてダサいおばあちゃん役ですが、メガネを取って家にいる姿は、綺麗な素敵な女優さんでした。
お隣のにぎやかなおばあさんも、隣人思いでいいですね。

ラストは、どういうことなのか、しばらく考えましたが、
鍵を飲み込んだままの鯉を池に放したということは、息子は、母親の元に戻る決意をしたってことでしょうか?

挿入歌、聞いたことがあるなと思ったら、なんと日本の昔の歌謡曲でした。(ザ・ピーナッツ「恋のバカンス」)・・・”恋”と”鯉”がかかっていて面白い!?(^▽^))(2022,07,16)



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