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6才のボクが、大人になるまで。      


2014年 アメリカ (BOYHOOD)
   

<監督> リチャード・リンクレイター
<キャスト>パトリシア・アークエット , エラー・コルトレーン , イーサン・ホーク

<ストーリー>
アメリカの田舎町で暮らす6才の少年メイソン(エラー・コルトレーン)は、両親が離婚して、父親(イーサン・ホーク)には、たまに会うだけ。母親のオリヴィア(パトリシア・アークエット)は、大学に入学して、キャリアアップを目指していた・・・。

<感想>
12年間かけて1つの映画を撮り続けたことで、大きな話題となり、多くの映画賞にノミネートされ、そして受賞もした作品です。
アカデミー賞はパトリシア・アークエットが助演女優賞を受賞しました。

制作に12年掛けた映画という話を聞いて、長いばかりで、退屈な映画かもしれないと、覚悟して見始めたのですが、それは、杞憂に終わりました。

どこにでもあるような、普通の家族を映し出した映画・・・というよりも、どの家にも、映画になるような歴史が刻まれているということを改めて感じるような映画でした。

長い期間、同じ俳優が同じ人物を演じることで、はっきりとした年月を表示しなくても、俳優自身の成長、変化によって、時の流れを感じることが出来、これが、この映画の醍醐味のように感じます。

主役の6才の男の子の成長はもちろんのこと、大人である父や、母の成長物語としても、十分面白く見ることが出来ました。
一番の見所は、母親オリヴィアの、男を見る目がない所と、母性愛の深さ。そして、メイソン君の髪型の変化かな(^_^)。(2016,03,27)



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