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| 7つの贈り物      |  | 
 2008年 アメリカ(SEVEN POUNDS)
 
  
 <監督>ガブリエレ・ムッチーノ
 <キャスト>ウィル・スミス ,   ロザリオ・ドーソン ,   バリー・ペッパー ,   ウディ・ハレルソン ,   エルピディア・カリーロ  ,  マイケル・イーリー
 
 <ストーリー>
 ベン・トーマス(ウィル・スミス)は、7人の名前の書かれたメモを持っていた。そのメモに書かれた人に対して、ある計画を実行しようとしているのだった。彼は、そのうちの一人、心臓に疾患を持つエミリー(ロザリオ・ドーソン)と近づく・・・。
 
 <感想>
 初めのうちは、彼が何をしようとしているのか、全く分かりませんでした。
 
 盲目の人間に、嫌がらせを言ったり、国税局の職員としての自分の立場を口実に、病院を訪ねてみたり・・・。
 優しい人かと思うと、冷酷な人のようにも思えたりして、見ながら混乱しました。
 
 しかし、その理由が、次第に、明らかになってゆきます。
 
 そのあたりは、とてもミステリアスで、惹きつけられました。
 
 過去のフラッシュバックを元に、彼の過去に起こったこと、
 そして、親友との会話によって、彼が何か重大なことを決心していることが、次第に分かってきます。
 
 題名が”7つの〜”というのだから、あといくつ・・・??とか思いながら(^^;。
 
 彼の絶望や、悔恨、そして心の痛みが、とてもよく分かりました。
 心臓病患者である、エミリーとのふれあいなど、切なくて、心温まるシーンも、よかったと思います。
 
 そして、衝撃のラスト。
 ああ、ここで、これがつながってきて、この人が、こういう役目をするのね。と、理解できました。
 彼の気持ちがよく分かったために、感動もしました。
 
 ・・・でも、頭では、納得がいきませんでした。
 
 感情的には、彼の気持ちは、とてもよく分かり、感動があったのですが、
 でも、このやり方は、私は、好きではないし、
 こんな話は、映画にすべきではないかもしれないとまで思ってしまうのでした。
 
 また、彼が、彼らのその後にまで、関わることについても、押しつけがましくて、あまり好きではありません。
 映画として、「ほれ、感動しろ」と言われているような気がしてしまいました。
 
 こんなことを感じてしまうのは、私が、へそ曲がりだからなのでしょうねぇ(^^;。
 
 感動はしたけれど、好きな映画ではありませんでした。(2010,08,01)
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