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ANON アノン      


2018年 ドイツ・アメリカ・カナダ (ANON)
犯罪・ミステリー   

<監督>アンドリュー・ニコル
<キャスト>クライヴ・オーウェン, アマンダ・セイフライド

<ストーリー>
全ての人間の記憶が記録され、検閲される近未来。全ての事件、犯罪は、個人の記憶を再生するだけで、解明される。ある日、刑事のサル(クライヴ・オーウェン)は、行き交う人の中で、一人だけ情報が表示されない女性(アマンダ・セイフライド)を見つける・・・。

<感想>
「ガタカ」のアンドリュー・ニコル監督の作品です。

全ての人の記憶が記録されていて、事件があれば、その記録を見て、何があったか分かる時代。
まるで頭にケータイ電話が埋め込まれているように、頭の中で電話し、ネットにアクセスし、情報を共有する事が出来るなんて、見ているうちに頭が痛くなってきそうでした。
そして起こった事件は、記憶の記録が操作されていた・・・。

現代でも、パソコンがハッキングされて、大きな問題になっていますが、
同じようなことが、頭の中で起こっていたら・・・。
そんなことを想像すると、ますます頭が痛くなってしまいます。
こんな恐ろしい時代にはならないと信じたいですが、どんどん便利になって、その便利さに慣れてしまうと、それがエスカレートしかねないかも?!と思ったりしました。

映像は、監督らしくスタイリッシュで、硬質な感じがしました。
謎の女性をアマンダ・セイフライドが演じているのですが、いつもの雰囲気とガラッと違っていたので分かりませんでした。
ちなみに、題名の”anon(アノン)”とは、” anonymous =匿名の”のネットスラング(単語を省略した形)だそうです。(2020,01,02)



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