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J・エドガー      


2011年 アメリカ (J. EDGAR)
伝記・犯罪   

<監督>クリント・イーストウッド
<キャスト> レオナルド・ディカプリオ, ナオミ・ワッツ, アーミー・ハマー, ジョシュ・ルーカス, ジュディ・デンチ, アダム・ドライヴァー

<ストーリー>
ジョン・エドガー・フーバー(レオナルド・ディカプリオ)は、20歳代で、FBIの前身組織の長官となり、科学捜査の基礎を確立し、指紋管理システムを作るなど、革新的な改革を次々と打ち出してゆく。一方で、彼は、歴代の大統領に、恐れられる存在になってゆく・・・。

<感想>
名前だけは、聞いたことがある程度の人物の伝記映画・・・ということで、大好きなレオの主演映画、しかも、監督はクリント・イーストウッドではあるものの、大きな苦手意識を抱えた状態のまま、見に行きました(^^;。

実は、フーバーについて、何も知らなかったら、映画に置いてきぼりされると思い、wikiで、事前にちょっとだけ調べたりもしたのですが、
映画は、意外に分かりやすくて、飽きることなく、最後まで、集中して見ることが出来ました。
さすがクリント・イーストウッド監督!(^^)。
きっと監督は、物心つく頃からFBI長官として君臨していたフーバーという人物に、とても興味をひかれていたのでしょうね〜。

なにしろ、このジョン・エドガー・フーバーという人物は、すごい人でした。
優秀で、行動派で、画期的で、カリスマ性もある反面、裏の顔も持っていた彼。
彼の人物としての魅力?というか、存在に、圧倒されました。

上映時間は、ちょっと長めの137分ですが、むしろ、これでは、物足りない気さえしました。
彼自身のことも、さらに知りたくなりましたし、
映画の中に出てくる、いろいろな事件の話も、もっと知りたくなってしまいました。

フーバーを演じた主演のレオは、残念ながらアカデミー賞にノミネートさえされませんでしたが、とてもいい演技だったと思います。
若い頃のフーバーはもちろん、年老いてからの演技もすばらしかったです。
最初こそ、あの老けメイクに、大きな違和感を感じたのですが、メイクだけでなく、普段の動きや、目の配り方まで、年老いたひとりの男を演じきっていたと思います。

そして、彼の秘書役のナオミ・ワッツも、とてもよかったです。
凜として、最後までフーバーのために働いた、信頼できる女性を、好演していました。

映画の素材としては、あまり日本人うけしそうもないような気もしますが・・・私も見るまでは、そうだった(^^;・・・でも、意外と面白いので、お薦めですよ(^^)。(2012,01,28)






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