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「タイル」 柳美里 2000.12.19







純文学なのにホラー
狂気、殺意、ストーカー、監禁・・・
現代日本の日常にひそむ恐怖を描いた
芥川賞受賞第一作(帯より)

妻と離婚した男は、タイルに異常な執着を保ち、部屋に、タイルを貼り続ける。
それを、盗聴するアパートのオーナーと、小説の筋に行き詰まっている女流作家。
その3人が、集まったときに、何かが起こる。

彼女の作品は、人間の暗い部分を暗いまま、
もしくは、ちょっとユーモラスに描いたりするところが好きなのですが、
この作品は、なんだか全然分からないし、理解できなかった。
芥川賞受賞後、第一作という事で、随分追いつめられて、書いたのかもしれない。