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「光源」 桐野夏生 2001.01.22







あんたら、ふた言目には「いい映画」って言うけどさ。
俺は映画の奴隷じゃねえよ。
「柔らかな頬」から二年。
「狂乱」を求めて、光を発し続ける男女を鮮烈に描く(帯より)

まず、作風が、ずいぶんと変わってて、びっくりした。
こんなに、堅い作品を書く人だったのか・・・。
随分と映画、それも、カメラのことを、勉強して書いた作品のよう。
私のように、ただ、漠然と映画を見て、おもしろいの、おもしろくないのと言うレベルと、数段違う世界が、ここには、あった。
映画って、こんなに大変なものなんだと、改めて、思う。
また、不屈な、優子に、万歳!!