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「12番目の天使」  オグ・マンディーノ 2002.01.09







涙なくしては読めない物語・・・・
さあ、これでいい。準備は整った。弾丸を込めた弾倉を拳銃に戻す。
さあ、急ぐんだ!もう何も考えるな!やるんだ!
私は拳銃を持ち上げ、撃鉄を起こし、銃口をこめかみに押し当てた。
「ああ、神よ・・・・」私はすすり泣いていた。「どうかお許しを」
引き金にかかった人差し指に力が入る・・・・
とそのとき・・・・ある天使が・・・・
そう、まさしく天使が・・・私の命を救ってくれた。 (本文より)



はじめにこの本のことを知ったのは、電車の中のつり広告でした。
まず、この題名が、目を引きました。
その後、読んだ人からの推薦もあり、図書館に予約したのです。
なんと、4ヶ月待ちでした(^^;。

読んでいくうちに、結末が、見えてしまうのですね。
特に、感動ものとか、涙を誘うとか宣伝されているので、
どんなことになるのかが、分かってしまうのが、ちょっと残念でした。
でも、風邪を引いた、ちょっと、気弱になっている時に読んだので、やはり、泣かされました。
私の中では、こういう結末は、ずるい!って感じなんです。
だって、どうしたって、泣かされるから・・・(T_T)
それでも、愛する人を突然失った人に対して、どんな言葉が、励ましになるか、は、勉強になりました。
ただし、深い信仰心がないと、効果は、ないそうですが・・・(^^;
そして、あの言葉「絶対、絶対、絶対、絶対、諦めない」
「毎日、毎日、私は、あらゆる面でどんどん良くなっている。」この二つの言葉は、力強いですね。

メインが、リトルリーグの話なので、野球を知らない人のために、解説付きです。