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「邪悪な花鳥風月」  岩井志麻子 2002.02.14

都内のウィークリーマンションに滞在する作家。
眼下に見える木造のアパートの住人たちに感情移入した時、
憎悪と死の予感に満ちた妖しい妄想がわいてきて…。
女たちの悪夢と甘い恐怖が重なる物語。 (「MARC」データベースより )



著者の「ぼっけいきょうてい」を読んだときは、
もう2度とこの作家の本は読むことはないだろうと思っていたのに、
また読んでしまい、そしてまたまた、岩井志麻子ワールドに浸されてしまいました(^^;。
出だしの雰囲気は、がらっと変わっていて、ちょっとホッとし、ちょっとがっかりしたのも、つかの間でした。

新進女流作家が書いた新作の4つの短編という設定です。
なかでも、「いずれ檸檬は月になり」は、もう、話が、すごいことに!(^^;。
私は、やっぱり、もう、この作家の作品は読むことはないでしょう。
「二百回忌」の笙野頼子も、そうですが、どうも、こういう、幻想小説は、苦手です。