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「レヴォリューションNo.3」    
金城一紀  03.10.2

    
君たち、世界を変えてみたくはないか?
待望の直木賞受賞第1作
(帯より)


何故だか、ずっとこの本、読みたかったんです。もう随分前からそう思っていたんで、理由は忘れました(^^;。
で、やっと読めたわけですが、期待は裏切られませんでした。

金城一紀・・・誰だっけ??と思っていたら、あの「GO」の著者でした。そして、この本は、その直木賞受賞後第1作なわけです。
賞を獲った直後の作品が、一番大切だとよく言われますが、この作品は見事にその重圧をはねのけられたようですね、面白く仕上がっています。

つい先日読んだ、これも直木賞受賞作の「4TEEN」とよく似た設定です。
あちらは、中学生でしたが、これは、高校生。堂々と、煙草も吸っています!?

落ちこぼれ高校生の明るく楽しい高校生活。
あぁ、いいなぁ〜〜
私の高校時代は、もっと暗かった・・・(T_T)
でも、きっと、この小説は、大人が読んで、高校時代を懐かしむような小説なのでしょう。
現役高校生は、こんなに楽しいばかりじゃないでしょうからねぇ。

3編の小説が入っていますが、一番良いのは、やはり表題作でしょう。
彼らの全てがぎゅっと凝縮されている感じです。

「異教徒たちの踊り」も、サスペンスタッチで面白いのですが、いかんせん、表題作と、時間が逆行していて、読んでいて違和感がありました。