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「仮面山荘殺人事件」
東野圭吾  


樫間高之との結婚を控えた森崎朋美は、式場での打ち合わせの帰途、不慮の事故死をとげた。三ヶ月後、高之は朋美の父で製薬会社社長の伸彦から別荘に招待される。そこには八人の男女が集まった。楽しい避暑の日々となるはずだったが、朋美の親友・阿川圭子は事故死に疑問を投げかける。他殺ではないかというのだ。重苦しい雰囲気に包まれた夜、思わぬ侵入者が現れた。ジンとタグと名乗る銀行強盗二人組に軟禁された高之らは、何度か脱出を試みるが悉く失敗に終わる。裏切り者がいるのか?そして、ついに殺人が・・・。(表紙折り返しより)



久々の東野圭吾さんです。
しかも、だいぶ古い本ですねー。昔、東野さんに凝りに凝った頃、見落としていた本なのか、それとも、読んだのに、すっかり忘れてしまっていた物なのか。もし後者で、しかも題名さえ、忘れてるとしたら、それはそれで、やばいですねぇ(^^;。
そのせいとは思いたくないですが、途中で、からくりが分かってしまいました。
ラストまで読んで、私の読みが当たっていたのを確認した時は、うれしい反面、なんだか、損したような気持ちにもなりました。ほとんどの推理小説は、自分の読みが当たることはないので、こんな事を思うなんて、贅沢なのですが(^^)。でも、こんな事がたまにあると、なんだか少々の謎なら、自分で、解決できるような気がしてしまいますね〜(^^)。

謎が解けてしまうと、なんてことなんだ?!と思うことでしょう。でも、それが、人間の心情なのかもしれませんね。何を書いてもネタバレになってしまうので、何にも書けないのよね(^^)。(2005.07.24)