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「10ドルだって大金だ」
  ジャック・リッチー 



優雅な殺人、洒落た犯罪
<このミステリーがすごい!>第1位に輝いた
短編ミステリの名手ジャック・リッチー登場。 (帯より)



短編は嫌い。外国文学は、名前が覚えられなくて苦手。という私が、これを読むことになったのは、<このミステリーがすごい!>第1位だったからですが、やはり人間、先入観に捕らわれていてはダメですね。苦手な分野の本でも、とても楽しく読むことが出来ました!

1編が20ページほどの長さで、14編の作品が収められています。
それぞれが、洒脱で、なるほど〜と、感心するほどの完成度。読んだ後は、人知れず、ニヤついてしまう面白さです。
こんな短い作品でも、色々と枝葉を付けて、映画に出来そうな話が、たくさんありました。勧善懲悪とは限らないので、無理かしら〜〜(^^;。


ホッとするラスト「妻を殺さば」
いったい誰が?「毒薬であそぼう」
なるほど〜「10ドルだって大金だ」
みごとです!「とっておきの場所」
分かる気もするところが怖い(^^;「世界の片隅で」
やっぱり頭いいわ!「誰が貴婦人を手に入れたか」
おぉ。彼は、アレね。「キッド・カーデュラ」
愛は永遠に「ウィリンガーの苦境」など

(2007.02.21)