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「ファントム・ピークス」
北林一光  














半年前に失踪した妻の頭蓋骨が見つかり、絶望する三井周平。数日後、沢で写真を撮っていた女性が行方不明になる。妻の事故との類似点に気づいた周平は捜索を手伝うが、それは恐怖の連鎖のきっかけにすぎなかった。 (「MARC」データベースより)


この作品は、第12回松本清張賞候補作になった作品です。
文章はなめらかで、分かりやすく、読みながらぐいぐい引きつけられました。内容は、ショッキングなものなので、本の中の、彼らや、彼女たちの恐怖を想像して、うっすらと泣いてしまったほどです。
読んでからのお楽しみということで、あまり内容には触れたくないので、感想を書きにくいのですが、読みながら、その光景がリアルに思い浮かぶあたりは、力のある作家さんだと思いました。

というのも、著者の北林さんは、もともと映画宣伝会社のプロデューサーで、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」の立ち上げに参加されたそうで、そういう経歴を知ると、なるほど、頭の片隅に、映画化を念頭に置いて書かれた作品なのかもしれないなぁと思いました。
ただ、残念なことに、北林さんは、この作品を書かれた後に、癌に冒され、06年に亡くなられたそうです。これから、どんどん面白い作品を書かれたであろう人だけに、残念です。合掌。

さて、この作品をもし映画化するとしたら、誰が主演でしょうか。
渡辺謙さんと常盤貴子さん。もしくは、浅野忠信さんと内田有紀さんなんて、どうでしょうかね〜(^^)。 (2008,03,14)