シネマチェックトップページbook作家別index題名別index     



「阪急電車」
有川浩  






恋の始まり、別れの兆し、そして途中下車……関西のローカル線を舞台に繰り広げられる、片道わずか15分の胸キュン物語。大ベストセ ラー『図書館戦争』シリーズの著者による傑作の連作集。 (出版社 / 著者からの内容紹介より)



関西の私鉄、阪急今津線の電車内で繰り広げられる人間模様を描いた作品です。
まずは、宝塚駅から乗り込んで、西宮北口駅。そして折り返して、また宝塚駅に戻る間に、いろいろな人が登場して、様々な出会いがあります。

いつも通っている図書館で見かける女性と偶然乗り合わせたり、婚約者を寝取られた女性が、その結婚式の帰りに乗っていたり、犬を飼おうかと思っているおばあちゃんと、その孫娘がいたり、すぐに暴力をふるう彼氏を持つ女性も乗っていたり・・・。なるほど、電車の中は、人生模様の宝庫でもあるのですねぇ。

私は、大阪なので、普段は、縁のない路線ですが、神戸に住む友達に会うために、一度乗ったことがあるかな〜〜。
そんなわけで、場所的にどういう電車なのかよく分からなかったので、周辺の路線図も書いてくれたら、もっと分かりやすかったのにと思いました。

一つ一つの話が短くて、気楽に読めますが、短編が苦手な私には短すぎて少々物足りなかったです。 (2008,06,07)



映画「阪急電車 片道15分の奇跡」