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「2012 ザ・ウォー・フォー・ソウルズ」
ホイットリー・ストリーバー  


2012年12月21日…地球は滅亡する!?マイケル・ベイ監督映画化作品!!
(内容紹介より)



2012年で検索すると、たくさんのサイトが抽出されてきます。
はたして2012年とは何なのか??
私はこの本を読むまで、恥ずかしながら知りませんでした(^^;。

天体観測に優れ、非常に精密な暦を持っていたとされるマヤ文明の暦が、2012年の冬至付近で、終わっているそうで、そのことから、この年に、何かが起こると言われているそうです。いわば、1999年のノストラダムスの大予言のマヤ文明版ですね(^^)。

この小説も、そのことが元になっていて、問題の日は、2012年12月21日です。
さて、この日に、いったい何が起こるというのでしょうか??

主人公は、考古学者のマーティン・ウィンターズ。彼が、エジプトのピラミッド内で調査をしていた、ちょうどその時、ピラミッドに大規模な異変が起こって、人類が想像だにしないことが始まるのでした。しかも、それは、エジプトだけではなく、世界各地で、同時に起こっていたのです・・・。
というような始まりで、物語は進んでゆくのですが、読んでいるうちに、世界観が、現代の世界とは、大きく違っているのです。
はて、これは??

と思っていたら、実は、これは、作家ワイリー・デイルの書きかけのSF小説の内容なのでした・・・。
しかし、そのワイリーの周辺にも異変が起こって・・・。

壮大なる話で、前半は、いったいどうなってゆくんだ??と、面白く読めました。
ただ、3つの世界の話が、同時に描かれているので、だんだんと、頭が混乱していって、これはこの世界、こちらはあの世界と、念押ししながら読まないと、訳が分からなくなりそうでした。
それは、作者も同じだったかもしれません。なくなったはずのパソコンが、急に出てきたり、あれ??と思うところもありました。この壮大な話をどう収拾させるのか、作者もまた、苦慮されたような気がしますねぇ(^^)。

この作品は、マイケル・ベイの手によって、2010年に公開予定だそうです。いかにも、マイケル・ベイが好きそうな話なのですが、非常に残酷なシーンもあるし、映像化するには、セットや人物?にも相当お金がかかるでしょうし、そこら辺をどう処理するのかが、楽しみでもあるし、怖くもあります(^^)。 (2008,09,01)