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「黒笑小説」
東野圭吾  



偉そうな顔をしていても、
作家だって俗物根性丸出し!
俗物作家東野がヤケクソで描く
文壇事情など13の黒い笑い (帯より)



切ないミステリーが多い東野さんが、きっと気分転換に書かれたであろう、思いっきり軽いユーモア小説です。
今までにも、「怪笑小説」「毒笑小説」と、シリーズ化?されていて、前に読んだものなど、すっかり内容を忘れてしまいましたが、それでも、全然大丈夫(^^)。
文壇の話をメインに、13のブラックな笑いが詰まっている短編集です。

エッチ系もありますが、やっぱり一番面白いのは、文壇の話。
作家先生の本音?が見え隠れして、楽しいです。
文学賞、特に、直木賞レベルの賞の発表の日なんて、こんな感じにいろいろな思惑が渦巻いているんだろうな〜〜と、こちらの想像もふくらみます。

「臨界家族」も面白かったです。ひょっとしたら私も?!とか思っちゃいますね〜〜。 (2008,09,27)