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「土曜日は灰色の馬」
恩田陸  

   


ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなジャンルの物語を書き分け、多くの読者を魅了し続ける小説家・恩田陸さん。汲めども尽きぬ物語の源泉はいったいどこにあるのでしょうか!? ブラッドベリにビートルズ、松本清張や三島由紀夫まで、恩田さんが大好きな本・映画・マンガなどを大胆奔放に語る、ヴァラエティに富んだエッセイ集。 (内容紹介より)



恩田陸さんのエッセイ集です。

エッセー集って、あまり読まないので、恩田さんのエッセー集も、初めてでした。

でも、今回読んでみて、エッセー集って、面白いんだな、と思いました。
いつも、作品しか読んでいないと、作品があって、その後ろに、恩田さんがいるという感じなのに、
エッセー集だと、恩田さんの考えていること、感じていることが、直に伝わってきます。

特に、今回のエッセー集は、徒然に書かれた物だけでなく、
他の作家さんの作品の解説であったり、映画の感想であったり、恩田さんの幼少の頃からの漫画遍歴であったりと、いろいろなジャンルがあって、面白いのです。

へぇ〜〜、恩田さんって、こんな人なんだ〜〜って、ちょっとだけ分かった気がしました(^^)。

特に、本についての造詣は、さすがに、作家さん。すごいです。すばらしいです。
読みながら、私も、これは読まなくちゃ、これも読みたい!と、読みたい本リストが、どっと、増えてしまいました。

そして、幼い頃から読んできたという漫画についても、すごい!!
読んだ量もすごいし、それを克明に覚えていられるところが、本当に、すごい!!
でも実は、このジャンルは、私は、全くの音痴なので、後半は、申し訳ないけど、斜め読みにしてしまいました・・・(^^;。

これで、恩田さんの人となりが(ほんの一部ですが)分かって、ますます、恩田さんの本を読むのが、楽しみになりました!(^^)。 (2010,11,10)