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「陽気なギャングが地球を回す」
伊坂幸太郎


成瀬は嘘を見抜く名人、さらに天才スリ&演説の達人、紅一点は精確な体内時計の持ち主ーーー彼らは百発百中の銀行強盗だった・・・はずが、その日の仕事に思わぬ誤算が。逃走中に、同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯と遭遇。「売り上げ」ごと車を横取りされたのだ。奪還に動くや、仲間の息子はいじめ事件に巻き込まれ、死体は出現、札付きのワルまで登場して、トラブルは連鎖した!最後に笑うのはどっちだ!?ハイテンポな知恵比べが不況気分を吹っ飛ばす、都会派ギャング・サスペンス! (裏表紙より)



伊坂さんの作品は、ほとんど読んでいましたが、この作品だけは、何となく、読み忘れていました・・・というか、この題名がなんか、嫌いで見ないふりしてました(^^;。
作品的には、ごく初期の作品で、順番から言うと、長編3作目ぐらいですか。
図書館で借りたら、本が手垢だらけで汚くて・・・(T_T)。
ますます読む気がなくなって、しばらく手をつけませんでした。

でも、読み始めると、さすが伊坂さん、読みやすい〜。
最初は、章ごとに、目線が変わるので、戸惑いましたが、読み進むうちに、面白くて、どんどん、はまってゆきました(^^)。

ストーリーの途中には、ゼロの話とか、駅馬車の話とか、へぇ〜、そうなんだ!という、驚きの知識も詰め込まれていて、やっぱり、伊坂さんの本は、知的好奇心を満足させてくれますね(^^)。

いろいろな事件が起こり、いろいろな話が出てくるのですが、それらの伏線が、最終的に、全てクリアになっていくこの心地よさ!
あ〜、面白かった!

なんと、これには、続編?があるんですよね。
また、彼らに会えるのが、とっても楽しみ!(^^)。 (2011,12,14)