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「鍵のかかった部屋」
貴志祐介




防犯コンサルタント(本職は泥棒?)・榎本と弁護士・純子のコンビが、4つの超絶密室トリックに挑む。表題作ほか「佇む男」「歪んだ箱」「密室劇場」を収録。防犯探偵・榎本シリーズ、待望の最新刊登場! (内容紹介より)



大好きな貴志さんの作品だから読み始めたのですが、偶然にも、16日から始まる、今期のフジテレビ月9ドラマの原作でした。

でも、ちょうど、読み終わって、これは、映像化した方が、分かりやすくて面白そう!って思ったところだったので、グッドタイミングでした。
ほとんどドラマは見ないのですが、今回は、見てみようかな。

「硝子のハンマー」で登場した、防犯グッズ販売店店長の榎本径と、弁護士、青砥純子のコンビが、密室殺人事件の謎に挑みます。

収録されているのは、短編が4作。
元々短編が苦手なので、あまり謎解きに固執せず、さらっと読み流しましたが、
青砥弁護士のお約束のボケが楽しくて、時々、くくくっと笑ったりしてました。

どの密室トリックも、まあまあ面白かったですが、
表題作の「鍵のかかった部屋」に出てくる、ある理論にはびっくりでした。
勉強になりました(^^)。

ただ、全ての作品が、まず、密室での殺人ありきなので、
そこが、ちょっと悲しくて、やるせないのは、仕方ない事ですね。
その悲しみを乗り越えて?!謎解きを楽しみましょう(^^)。

ちなみに、ドラマのキャストは、榎本径に、嵐の大野智、青砥弁護士に、戸田恵梨香。
イメージが違うーーー(^^;。 (2012,04,13)