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インフェルノ
ダン・ブラウン

フィレンツェ。襲撃を受け病院を逃げ出したラングドン教授。手にした見慣れぬ円筒から浮かびあがったのはダンテ『神曲』を描いた、ボッティチェルリ〈地獄の見取り図〉。原画にはない暗号、解読した先に待つのは? (内容紹介より)



久しぶり(6年ぶり?)に読みましたダン・ブラウン作品。
この作品も、トム・ハンクス主演で、映画化され、近日公開らしいので、原作を先に読んでおきました。

今回は、イタリア、フィレンツェから始まる物語です。
ただ、冒頭、肝心のラングドン教授の記憶が消えてしまっているので、彼の目的や、フィレンツェにいる経緯など、全く分かりません。
でも、どうやら、教授は、警察からも、暗殺者からも追われている様子で、命からがらフィレンツェの街を、駆け巡り、逃げ回ります。

テーマは、ダンテの「神曲」。
あぁ、全く疎いですーーー(^_^;。
そんな私にも、よく分かるように、解説してくれるのが、ダン・ブラウン作品、そして、ラングドン教授です。
今までの作品と同じように、フィレンツェの名所巡りも楽しく、現地の観光案内書とか、写真集を片手に、いつか旅行出来る日が来ることを夢見ながら読みました。

そして、下巻になると、驚きの展開が待っていました。
今まで思っていたことが、全てひっくり返されてしまう・・・なんてことでしょ(^_^;。
人間なんて、ツボさえ押さえられてしまえば、簡単に騙されてしまうって事です。
まあ、それなりのテクニックは、必要ですけど。
今回の話は、ダイナミックさは、そんなにありませんでしたが、久しぶりのダン・ブラウン作品で、ワクワクしながら楽しく読むことが出来ました。

人口増加問題に関しては、逆に今では、先進各国とも少子化問題へと変化しているわけで、全世界的にも、今までのような爆発的人口増加が続くわけではなさそうです。
それよりも、世界的な高齢化が心配なところです・・・。 (2016,02,18)