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ミレニアム6
死すべき女
ダヴィッド・ラーゲルクランツ
ヘレンハルメ美穗 久山葉子訳 



ストックホルムの公園で、身元不明の男の死体が発見された。男の頬は黒ずみ、真夏にもかかわらずダウンジャケットを着ていた。
そして奇妙なことに、ズボンのポケットにはミカエルの電話番号か書かれた紙切れが入っていた。法医学者の女性はミカエルに、男は殺された可能性があると告げた。ミカエルは調査を始め、男に大声でわめかれていたという女性評論家から、そのときの様子を聞いた。ミカエルはリスベットに男の資料を送り、調査を依頼する。 そのころリスベットは、ストックホルムのマンションを引き払い、彼女の命を狙う双子の妹カミラを追っていた。
今世紀最高のミステリ・シリーズ、ついにクライマックスへ!



祝!図書館再開!!
予約していた本がやっと手に入りました(^▽^)。

本作は、ミレニアム6作目で、著者がダヴィッド・ラーゲルクランツにバトンタッチされてから3作目です。

今回の副題は、”死すべき女”。不穏です(^_^;。

ストーリーは、大きく二つに分かれていて、ひとつは、ずっと続いてきたリスベットとカミラの対決の決着が付きます。
もうひとつは、身元不明の男の死体の謎が、ミカエルらによって解明されてゆきます。

読んでいて、いつものリスベットらしくないところが気になりましたが、妹との対決なので、さすがのリスベットも逡巡するのは、致し方ないところでしょうか。

また、終盤で、ミカエルがミレニアム1の時のような絶体絶命の危機に陥るのですが、ここがあまりにも壮絶で、なかなか読み進むことが出来ませんでした。

この作品で、著者のダヴィッド・ラーゲルクランツは、ミレニアムシリーズから手を引くそうです。
大変な苦労をして、スティーグ・ラーソンの大ヒット作を引き継いだ彼は、それなりの成功を収めたわけですが、それでも、どこまで書いても自分の作品になりきらないという葛藤があるのかもしれません。
でも、リスベットやミカエルを復活させてくれて、感謝感謝でした。
また新たなミレニアムシリーズを書いてくれる人が出てくるのか、どうなのか。どちらにしても、しばらくは、リスベットとはお別れです(T_T)。 (2020,05,23)