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夏への扉
ロバート・A・ハインライン
 


ぼくが飼っている猫のピートは、冬になると”夏への扉”を探しはじめる。家にたくさんあるドアのどれかが夏に通じていると信じているからだ。そしてぼくもまた、ピートと同じように”夏への扉”を探していた。最愛の恋人と親友に裏切られ、仕事を失い、生命から二番目に大切な発明さえも奪われてしまったぼくの心が、真冬の空のように凍てついてしまったからだ。失意の日々を送っているぼくにも、ピートが信じる”夏への扉”は見つかるのだろうか。そんなぼくの心をとらえたものとはーーー。
巨匠ハインラインが描く、希望に満ちあふれた未来予想図。



ロバート・A・ハインラインが1956年に発表したSF小説で、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のアイデアの元になった小説ということです。すごい!(^▽^)。
来年、山崎賢人主演で映画が上映されると言うことで、一足先に原作を読みました。

猫が探す”夏への扉”とか、冷凍睡眠とか、ファンタジックな紹介をされていますが、実は、とてもシビアな困難が主人公に降りかかります。
その辺りは、それはもうひどい話で、読んでいて息が詰まりそうでした(^_^;。
でも、その後の展開は面白く、特に終盤は、ワクワクしながら読み進む事が出来ました。

驚くのは、ハインラインの、的確な未来予想です。
この小説が発表されたのは1956年なのに、もうお掃除ロボットとかその他の機能を備えたロボットのことが描かれているのが面白いです。

そして、タイムトラベルにつきものの”タイムパラドックス”問題についてはあまり心配していないようでした。
でもやっぱり私は、こだわりたい(^▽^)。
あの時、昔の自分に会っていたらどうなっていたのか。
過去を変えてしまったら、未来はどうなるのか・・・あぁ、なんて悩ましい問題でしょう。 (2020,11,20)



映画化作品:「夏への扉 キミのいる未来へ」