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おしどり探偵
アガサ・クリスティ



冒険好きな若夫婦のトミーとタペンスが、国際探偵事務所を開設した。平和で退屈な日々は、続々と持ち込まれる事件でたちまち慌ただしい毎日へと一変する。だが、二人は持ち前の旺盛な好奇心と若さとで、猟犬のごとく事件を追いかける!おしどり探偵が繰り広げるスリリングな冒険を描いた短編集。新訳で登場。解説:堺 三保(裏表紙より)



前回読んだ「秘密機関」で活躍したトミーとタペンスの、その後の活躍を短編で綴ったものです。
今回は、短編と言うことで、前作以上に”ライトノベル”感が強くて、すらすら読めました。
短編は、少々苦手なんですけどね・・・(^_^;。

主役の二人、トミーとタペンスは、想像通り結婚していて、新婚?6年目の20歳代。
二人とも、退屈を持て余している様。
そんな時に、カーター長官から、ある仕事を依頼される・・・。

短編15作が収録されています。
ほんの軽い話から、死者が出てしまうような重い内容まで、若い二人が、フットワークも軽く解決してゆきます。

この作品群の最大の特徴は、探偵事務所を開設した二人が、有名な探偵小説の主人公をなぞった行動をすること。
例えば、シャーロック・ホームズ、例えばエルキュール・ポワロなど。(その他の探偵さんは、知りませんでした(^_^;)
なので、探偵小説を読み込んでいる方なら、さらに楽しめる内容となっているようです。 (2021,03,15)