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エッジウエア卿の死
アガサ・クリスティ

自宅で殺されたエッジウェア卿の妻は、美貌の舞台女優ジェーン・ウィルキンスンだった。
彼女は夫との離婚を望んでおり、事件当夜屋敷で姿を目撃された有力な容疑者だった。
しかし、その時刻に彼女はある晩餐会に出席し、鉄壁のアリバイがあった…
数多の事件の中でももっとも手ごわい敵に立ち向かう名探偵ポアロ。(「BOOK」データベースより)


名探偵ポアロが謎を解くミステリーです。

今回の作品は、いかにも怪しそうな人物がいて、動機も手段もわかっているような気がするのに、なかなか正解にたどり着けないもどかしさがありました。
ポアロもちょっと手こずったようで、犯人にたどり着くまでには、紆余曲折がありました。
それにしても、この犯人の自己中心的な性格には、驚きます。
まあ、殺人犯なんて、多かれ少なかれみんなそうなのでしょうが、この犯人は、特に、自己陶酔型でありました。
何も知らずに殺された人達は、とても可哀想(T_T)。

ところで、文庫で読んだのですが、巻末の”解説”にはがっかりでした。
今までもクリスティ作品の”解説”でがっかりさせられたことがあったのですが、誰もが知っている巨匠の作品の解説って、難しいのかもしれません。それともただやる気が無かったのか・・・(^_^;。 (2021,11,10)