ジャガー・ワールド
恒川 光太郎

数千年前、遥か海の向こう。密林の奥では数多の文明が花開き、そして滅んでいった。
小さな島で生まれ育った少年・スレイの平和な日々は、エルテカ王国の「生贄攫い」によって一変する。 生きたまま胸を開かれ、心臓を太神に捧げる生贄の儀式。 ある晩、不思議な女性の助けによってかろうじて逃げ出したスレイ。 彼女は、叡智を司る“ウェラス族”だった。
生贄屋敷から逃れた少年、最強無敵の怪力戦士、謎に包まれた最高神官、反生贄思想を語る赤いマントの少年。 それぞれの人生が交叉するとき、世界の運命が大きく変わる。
「ジャガーは戦いの神であった。
人々はジャガーを畏怖し、崇め、戦士は己のうちにジャガーの魂を宿そうとした(Amazonより)
数千年前の文明の壮大な話です。
力のある国では、弱い国から生け贄のために人を拉致し、神にその心臓を捧げることで自分たちの国の繁栄を願っていました。
神は、本当に生け贄を欲しているのか。
一つのことが、徐々に発展していって、必須の儀式としてなっていく。それが人々の望まない儀式だとしても。
それをただすには、大きな意志と力が必要で、ことによっては、それによって、文明自体がなくなってしまうようなことも起こるかもしれないのでした。
分厚い本で、手にした途端、読めるか?!と、不安でしたが、面白くてずんずん読み進めることができました。
見たことのない文明の人々としきたり。そして戦争。
新鮮で面白かったです。
分厚いだけに登場人物も多く、そして、彼らが、それぞれに繋がっていたりするので、ちょっとした人物関連図があれば、もっとわかりやすかったかもしれません。
読み始めると、現実から離れた世界への没入感がすごくて、この世の憂さを忘れることが出来ました(^▽^)。
(2026,07,04)
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