【参加者の感想と意見】       会誌目次にもどる

回答数 67名(教員22名  学生23名  獣医師12名  その他10名)

1 子どもの様子・現状
○就園前に小動物と触れ合う体験がほとんどない。
○ウサギやインコの飼育かごに棒を入れてかきまわし、動物がおどろいて逃げ回るのを、不思議そうに見ている幼児が入園当初に見られる。
         
2 研究課題
○幼稚園で可愛い動物と楽しい時を過ごさせると伺いましたが、そこへつなげるための日々の積み重ね、どのようにしていけばよいのか、目の前の子供との生活 の中で見出して生きたい。
○命に想いを寄せられるような原体験子ども達の中にどう育くむか。 
ただ飼うだけでなく、子ども達の側にある命のあり方をどう考えるかという点もあらためて気付かされた。
○今子ども達に何が欠けていて、何を与えてあげなければいけないかを考えたなら、色々な問題をクリアしながら飼育していく大切さを重視したい。
○保育に飼育を取り入れ、子ども達にすばらしい経験をさせてあげたい。    
○昆虫の飼育を通し自然を愛する心情を育てたいと思い研究中。
○児童にとっても、動物とってもよい方向にいくようにしたい。
○動物に対する知識を増やし、保護者や他教員への説得ができる程にならなくてはと思いました。
意見 
○訪問できる獣医師を育てる(獣医師の理解とレベルアップ)。
○獣医師のサポートがきちんとできるように法整備が重要。
○獣医師の裁量・興味・対応が学校との関係の善し悪しにかんけいする。
○教育委員会が本気になるように、しかける重要性。
○外国はどうなっているのか。
○説得力のある具体的データが法整備の推進力になる。
○飼育動物は学校のものという意識は職員全体にありません。
○学校動物飼育に関する問題や不安はたくさんありますが、それを解決するという点から飼育基準、指導基準示して頂くと心強い。
○移動したら、そこには既に動物が(たくさん)いたという状況が一番多い現実だと思います。
○学校が何のために動物を飼うのかを明確に持ち、継続させていくことが大切だと思いました。
○学校に適さない動物達をどうしたらいいのかなと感じました。その動物を看取るまでが負担であり、リスクであるように思います。
○アヒル・カモを卵から孵し、生まれたてのウサギを育てる体験をしました、それが現在の飼育担当に役立っていますが、それでも私自身は動物が嫌いです。嫌 いでも世話はできる事例になればと思ったりします。
○食農教育の観点から体験学習をしている、教員が全てを行うのは無理がある。農場等の協力を得ている。意義をアピールし、教員がその気になることが大切、 後はみんなで研究することでしょう。
○飼育はわかっている人の力を借りればよい、学校だけ、教員だけで教育することは限界がある。獣医師・飼育できる人の社会参加を大いに推進することも大事 と思います。
○少しでも人間の命を考えられるよう教育することが大事・・・・・この研究会の意味は大きい。
○今目の前にいるその子の何をどう育てるか、集団で飼うことで、動物の都合を本当に考え
それと共に自分をどう伸ばしていくかが焦点になると思います。
○災害時の飼育動物への対応について研究会から提言して欲しい(関係法規、動物愛護法、家庭動物等基準等)。
○桑原先生の飼育基準に加えていただけないだろうか。
○獣医師のサポートが完全導入されても期待通りにはいかない。
○教員にもっと時間を与えないと、動物を愛する教員は身動き取れない。
○動物と子どもに愛情深く努力できるひとが少ない。
○今の学校体制や実情では飼育は無理と思わざるをえない。
○山崎先生、森田先生のお話に感動した、教室で飼っている動物を大切にしていなかった、反省している。
○動物を通して心の教育をするのであれば、場所、お金、世話人を確実に整えるべく、国が取りまとめ、基本ラインを整備が必要である。
○動物と子どもの出会い。掃除、病院さがし教えて欲しい。
○飼育委員会の子どもにどのように指導すればよいのか悩んでいます。
○今後は現場から数多くの実証的なエビデンスを提示する必要がある。
○幼稚園の中でどのような体制で子どもに飼育に関らせるのが適切でしょうか。

3 研究会に対する感想
○保育師になるときに、動物飼育に関する勉強をしてきているわけではないので、獣医さんのご助言を含めた連携がして頂ければありがたい。
○今日の話を聞いただけでも動物飼育に対する働きかけがずいぶん違ってくる。
○大変刺激になった。
○より現場が正しい知識・技能を持ちこども達とともに、命ある環境を大切につくらなくてはと、勇気をもらいました。
○唐木先生の脳のお話、わかりやすかった。
○森田・桑原先生のお話が大変よかった。
○本日の内容を職員に知らせたい。
○様々な角度からの見方を知ることができた。
○学校動物飼育研究会の重要性を再認識させられた。
○自分の飼育に対する考えが先生方と大体似ていてホッとした。
○生命尊重の精神、飼育による人格形成はとても参考になった。

4 研究会に対する要望
○次世代育成も視野に入れた、開かれた研究の場であることを望みます。
○全国的に本会の趣旨・目的が広がることを願う。
○より豊かに子供の活動を広げることができるように勉強したい。
○乳幼児と飼育についての話も聞かせていただきたい。
○教育界と獣医師との意見交換、大切
○本会の主旨が多くの関係者、団体、学校、個人へ普及、発展されることを期待します。


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