獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-201107-37

私はインコについて質問させて頂いている方のりんです。
投稿日 2011年7月22日(金)23時13分 投稿者 りん

同じお名前のりんさん、まずはご冥福をお祈り致します。

私はインコ飼いです。二羽、飼っていました。上の子は元気で健康でしたが、下の子は体が弱い子でした。鳥を専門的にきちんと診てくれる病院はなかなかなく、あちこちの病院を渡り歩き、まさにドクターショッピングをしてきました。
そこで、鳥飼い仲間では名前の通った病院へ行きました。触診もしませんでした。評判いいって聞いたのにと思いました。数年後、そこの息子さんも支院を開いたと聞いたのでそこへ行きました。
今年の三月です。上の子が去年の秋くらいから少し痩せてきたこと、下の子はずっと食が細い上に痩せっぽちなこと。診断の結果、上の子は問題なし、下の子も血液検査で感染症ではないので様子をみて悪くなったらまた来てとのことでした。下の子の血液は深爪をして血をしぼりとって小さな試験管に入れます。私の目の前で痛みと恐怖に泣き叫ぶ子を保定し血液を採ったのですがうまく血液が垂れなかったようです。「うまく入らへんな」「向こうの人(検査機関)が何とかしはるやろ」とのんきな会話。
私は気が遠くなりそうでした。何て無神経なんだろう。そして五月六日。忘れもしません。
朝、元気だった上の子は会社から帰宅したら旅立った後でした。ひとりぼっちでいかせてしまった。私が病気に気付いてあげられなかった。看病もしてあげられなかった。
何より、健康診断で異常なしって言われたばかり。痩せてきて不安って強く訴えたのに退けられた。あんな医者、信用せずにすぐに他の病院探せばこんなことにならなかったのに。
自分を責め続けました。そして下の子だけは守らねばと病院をまた探しました。
現在、通院している病院です。そこで初めてこの子がひなの頃から異常があったこと、原因不明の感染症であること、そのせいで内臓が腫れて栄養が摂れずに痩せていること。数えきれないほど病院のカードを持っていますが、初めて見抜いて下さった先生でした。自宅からは遠く通院は私も鳥もストレスはかかりますが、命と健康には変えられません。
りんさんも、どういうご事情かはわかりませんが、何となく信用しきれない病院に通院なされていたのではないでしょうか。それが悲しみとお怒りを強くさせているように思います。やはり病院選び、先生選びは飼い主の重要な使命です。今度、出会う運命の猫さんのためにも誠意のない病院と先生とは縁を切りましょう。今はお辛く悲しく憤っておられると思います。でも強すぎる思いは猫さんが悲しまれます。優しく楽しい思い出だけを抱いて過ごされて下さい。それだけのものを猫さんは下さったと思います。16年も一緒にいたのですから。どうか少しでも早くりんさんのお怒りが静まられ、猫さんを失われた痛みがやわらぎますように。猫さんが虹の橋で楽しく過ごしていますように。心からお祈り致しております。

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