獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-201401-155

Re10:生後20日のうさぎの赤ちゃん
投稿日 2014年6月26日(木)00時18分 投稿者 チーママ

掲示板の皆様 なんだかごめんなさい。べつにプロキオンさんと私は、言い争いをしているのではありません(って、プロキオンさんは違う?)
もう長い間の付き合いですから、その点はご安心くださいね(^^)
で、以下は、まーくんママさんの子ウサギさんからは切り離してご覧くださいね。
今現在子ウサギさんが体調不良であるので、まずは腸内細菌を整えるために、大人兎の糞を与えた方が有効で、獣医師の診察を必要としているのは明らかですから。 
飼い主側の経験からすれば、プラス保温です。これはまーくんママさんの獣医さんが指示されているかどうかわかりませんが、必須くらいに思います。腸内細菌が少ない、悪玉菌が増えている所以の下痢や体調不良も、元をたどれば体温低下がままある事ですから。 子ウサギの近くに温度計を置いて40度前後を保ってくださいという指示が、欲しいですね。
実際に、現在のメスは月齢1か月で来て、しばし発育が思わしくなく、指示通りに41度を保つようになってから、体調が安定しすくすくと育ち始めました。
大人になってからも「体調不良はまず温める」で、それだけで持ち直すことが往々にしてあります。夏場においても、です。もともとがアナウサギと言うことを考えれば、室温管理は重要であると思っています。

さて、再度最初の投稿と、自分の最初のレストを読みなおして、確かにプロキオンさんのご指摘の通りだと思います。お詫び申し上げます。
そしてプロキオンさんは、私がいつも獣医師の立場に立つことが多いのは、ご存知です。

その上で、疑問に感じたことを。
これには、あくまでも私個人の経験として、一応初乳をもらって、最低限の腸内細菌しかもらっていないであろう我が家のウサギたちが、普通に育ったことによることが、大きくかかわっているのかもしてませんが。

確かに腸内細菌は親うさぎからくることが普通ですが、さりとて絶対にそれがなくてはならないか?と言うと、それじゃ実験用に産出される無菌やSFPはどうなのか?と、頭に疑問符がわくのです。(確か帝王切開での出産ですよね。今は違う?)
産出方法や飼育方法の詳細を知るわけではありませんが、べつに腸内細菌を得るために大人兎の糞をあたえるってことは、目的からしてあり得ない。
それらのウサギは、長生きをすることは全く無視されているわけですが、それでもその後一般家庭で普通に育っているケースもあるわけで。
それとも、飼育の段階で、何らかの腸内細菌を植え付ける方法があるのかしら? 

私は、「この掲示板に来た方が、この書き込みを見て、なんでもいいから大人兎の糞と言うことになったら、ちょっと待てよ、気をつけなくてはいけないこともあるんだけど」と思ったわけです。 でも「もしもそれがこういう場合の良くある指示ならば、それは知らなくてはいけないことだ」とも思いました。 

ともあれ、普通に育っているならば、与えなくてはならないというものでもないような?
与える事でのリスクってのも、あるんじゃないの?
どんなにしても、発症していないけれど感染はしているということはあるわけで、そのあたりも、飼い主さんはリスクとして頭の隅に置いてほしいと思うわけです。
まぁ 常在菌的なものも多いので、あまり神経質になるのもどうかとは思いますが。

今回の獣医さんも「そういう事もあるかもしれないけれど、今は先の心配より、現状を何とかしなくてはいけないから、この糞を与えて少しでも腸内細菌を増やして、改善を図りましょう」と飼い主さんに話しておられるかもしれませんね。
ウサギに熱心に取り組もうという獣医師なら、飼い主の事を考えて、そう言ってくださると思いますけれど。
ただ正直言えば、 聞いたことがなかったので「えー そうなの?」と思ったのは確かですし、極力外部からの感染をブロックしてきたせいで、不適切なレスを付けてしまいました。
最近は最新情報を取得するのに熱心でありませんので、情報不足なのでしょう。

私は飼い主として(と言って、決して代表を気取るわけではありません)、また掲示板を長らく見ていた故に、中には右へ倣えとやって、何かあった時に「書いてあったのに!」となることを防ぎたいと思ってしまいます。 なんとなれば、最終的に、一番喜ぶのも悲しむのも飼い主なのですから。
また それ故に、飼い主には獣医師選びや治療法への同意や飼育の仕方の最終責任があると思っています。このあたりになると、かなり飼い主さんには厳しくなってしまいますが。
あなたのウサギを守るのは、あなたしかいない。 信頼できる獣医師を見つけ、治療法や飼育方法を一緒に検討し、良く調べ良く考えて、あなたができる限り(人と比べる必要はありません)のお世話をしてほしい。 決して獣医師に「おんぶにだっこ」は、しないでほしい。そう願います。
でないと、何かあった時に気持ちの持って行きようが無くなって、飼うのがつらくなりますから。
とはいえ、これも飼い主さんのタイプにより様々ですけれどね。

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