ウサギのような草食動物においては、尿や膀胱内にカルシウムが出ている事は生理的なものであり、そのような状態が即病気であるとは言えません。これは、少し詳細な飼育書であれば言及されていたりします。
どこまでが生理的なカルシウム尿であって、どこからが病的のものとなるかは、一概には言えませんが、とりあえずは炎症を伴っているか否かで判断するしかないと考えられるのではないでしょうか？

＞１：現在、高カルシウム尿症のため、強制給水でお水をあげています。

ウサギは口腔が狭いので、強制的に口腔内に水を投与することは、誤嚥をひきおこしかねません。私はお勧めいたしません。


＞２：ウォーターサーバーの軟水をあげています。

とくにどのような水でないといけないということもありませんので。


＞３：OS-1に切り替えようかとも考えているのですが、
　　逆にカルシウム不足になるのも心配です。

２に同じです。とくに個別の商品について言及する必要もないと思います。

＞４：うさぎさんに適したお水なども教えていただけるととても助かります。

海外では飲用とするには硬度の高い水があって、下痢をしたりしますが、日本の水は「ミネラルウォーター」と称していても、すべて軟水ですので、「水」そのものが問題となることはありません。問題となるほどのミネラルの量とはなっておりません。単に飼い主さんの嗜好の問題にすぎません。
実際に、尿中のカルシウム量の源となるのは、食餌に由来するのが大半と言えます。

水をよく飲んでもらうのにこしたことはないのですが、同じ草食動物である牛にも放牧時には「水中毒」が発生することがあります。
水を飲まないのにも、飲みすぎにも、どちらにおいても行き過ぎには、それぞれ問題があるということになります。
水が欲しくても飲むことができないというのは、いけませんが、常時自由飲水が可能な状態であれば、その範囲まででよいように思います。