馬のためにあえて書かせて頂きますね。
今年はじめ、一人の女性が急逝致しました。
彼女は一人暮らしで、馬を道産子一頭ポニー一頭、山羊を数匹、犬を三匹、猫を自由飼いが出来るところでしたので１０匹近く飼っていました。
亡くなった時は可愛がっていた犬だけが側に居たようです。
たまたま知り合いの方が気が付いてから動物達は行く先探しで先日までかかりました。
山羊は元の買った先に引き取って頂き、犬猫は点々バラバラ、馬二頭は行く先が難しく世話もちゃんとして貰えず、傍目からはかろうじて生きているだけの状態が先月まで続いて、結局肉には出さないと言う約束だけは取れましたが、それも確実ではなくとても心配しております。
出先をくじくような話でとても失礼とは思いますが、一人暮らしの場合、確実にその子の世話を引き継いでくれる方が居るようにして飼って上げて下さい。
その方が「自分に何かあったら、この方に任せてください｝と言う一行が残っていればここまで数ヶ月大変な思いをしなくてすんだのですが、その一行がないために、ある人は金銭的な品物にみてしまったり、ある人は手はかけないがただですむなら適当に飼っておけば良いと言う考えだったり、ある人は亡くなった子と一緒に死ねば良かったのにと言ったり、馬の命がどんなに危ういものかを実感させられた日本です。大動物の運命の縮図のような数ヶ月でしたので、あえてこの様な事を書かせて頂きました。
馬は長生きすれば３０年生きてくれるでしょう。さらに歳をとれば世話は大動物ですからとても女手一つでは出来ない事は明らかです。
それら全てを解決出来ての飼いたいと言うお話だとは思いますが、小さな犬猫でも引き取り手が見付からない現実ですので、大動物の一生をみると言う事を心して先に進まれるよう願っております。