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おろち      


2008年 日本
ホラー   

<監督>鶴田法男
<キャスト>木村佳乃 , 中越典子 , 谷村美月 , 山本太郎

<ストーリー>
100年に1度の眠りにつくことにより、美しい少女の姿のまま、人間の姿を見つめ続けてきたおろち(谷村美月)。ある日、雨を避けるために入り込んだ大きな屋敷は、美しい女優(木村佳乃)の家だった。しかし彼女には、ある重大な秘密があるのだった・・・。

<感想>
梅図かずお原作のホラーです。

梅図かずおというと、「ネコ娘」という怖い漫画があったような気がして、検索してみたんですけど、ありませんでした。
どうも、私の記憶が「ゲゲゲの鬼太郎」と、ごちゃ混ぜになっているようで・・・(^^;。

この「おろち」も、原作は未読です。

物語は、おどろおどろしく、いかにも梅図かずお!
原作「おろち」の話のうち、二つのエピソードをベースにしているそうですが、すっきりと一つの物語に融合していて、違和感なく見ることができました。
恐ろしいグロテスクなシーンは、チラ見しかさせず、見ている物の想像力を味方につけています。
ホラーの正しい見せ方ですね(^^)。

後半は、二人の女優対決でした。
木村佳乃は、二役で、貫禄十分。
中越典子は、それに及ばないかなと思っていたら、そんなこともなく、対等に、ガチンコ勝負してました。
木村佳乃が、妹をいたぶるところは、迫力満点で、見応え十分。
そのシーンがとっても長くて、見ているのが辛いほどではありました・・・(^^;。

それにしても、いったい、”おろち”とは何者??
八岐大蛇(やまたのおろち)とかがあるので、ヘビ・・・なんでしょうかね??
そんな外見ではありませんでしたが・・・(^^;。
そして、ちょっとした魔術??も使うようでした。
見ているうちに、その謎が解明されるのかなと思っていたら、それどころか、ますますその正体と、存在意義が分からなくなってしまいました。
これはいったいどうしたことでしょう??(^^;。
原作でも、こんな感じなのかな??
これでは納得できないわ!!(2010,09,03)



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