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幻影師アイゼンハイム      


2006年 アメリカ・チェコ(THE ILLUSIONIST)
ミステリー・ロマンス・スリラー

<監督>ニール・バーガー
<キャスト>エドワード・ノートン , ポール・ジアマッティ , ジェシカ・ビール , ルーファス・シーウェル , アーロン・ジョンソン

<ストーリー>
19世紀末、ハプスブルグ帝国末期のウィーンでは、大がかりなイリュージョンが人気となっていた。その中でも、一番の人気者は、アイゼンハイム(エドワード・ノートン)だった。ある日、彼の舞台を見に、皇太子のレオポルド(ルーファス・シーウェル)が劇場にやってきて、婚約者のソフィ(ジェシカ・ビール)を舞台に立たせる・・・。

<感想>
劇場公開されていたときには、全く見る気にならなかったのですが、家で見てみると、とっても面白かったです。大画面で見たかったーーー(^^;。

身分違いの恋と、権力に翻弄されそうになる人生。
どちらも魅力的な題材です。
それに、アイゼンハイムの不可思議な能力。

最初、アイゼンハイムは、手品師?奇術師??と思っていましたが、
まさに、題名通りの”幻影師”でした。
愛ですね〜。愛!!(^^)

家具職人の子として生まれた彼は、天性の器用さが備わっていて、
その上に、奇術師として成功した彼には、不思議な伝説のような生い立ちまでもが、人々に語られるようになり・・・。

ここら辺が、映画としてとてもうまい作りです。
思わず、見ている私も、彼には、そんな特別な能力が授かっていたのかしらん??なんて、惑わされてしまいます。

そして、見事なのは、あの舞台。
何でもありの現代ならともかくも、
当時の人が、もしあんな物を見せられたら、そりゃ、びっくり仰天したことでしょう。

結末は、何となく予想していましたが、
そこに至るまでの、彼の遠大な計画とか、完璧さとか、まさに、彼の一生をかけたイリュージョンでした。
すばらしい〜〜!!

気持ちよく、彼に、そして、映画に、惑わされました。
配役も、good!!(2010,07,15)



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