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疑惑の影      


1942年 アメリカ (SHADOW OF A DOUBT)
犯罪・ミステリー

<監督>アルフレッド・ヒッチコック
<キャスト> テレサ・ライト, ジョセフ・コットン, ヒューム・クローニン

<ストーリー>
カリフォルニア州サンタローザ。家族と共に暮らす長女チャーリー(テレサ・ライト)は、大好きな叔父(ジョセフ・コットン)が家にやってくると聞いて、大喜びする。家族中で大歓迎をした叔父は、お土産でも、みんなを喜ばした。しかし、チャーリーは、ある小さな出来事から、叔父に疑惑を持つのだった・・・。

<感想>
ヒッチコック監督作品です。
邦題は、原題「SHADOW OF A DOUBT」の日本語訳そのままですが、よく映画の内容を表していると思いました。

母親の弟であるチャーリーおじさんは、人望が厚く、母親が、長女にも同じ名前をつけたほど。
もちろん、チャーリーも、叔父さんのことが大好き!
でも、あるきっかけから、チャーリーは、おじさんに、大きな疑惑を抱くのでした。

冒頭から、このチャーリーという男は、なにやらとても怪しげ。
でも、人あしらいがうまく、田舎町、サンタローザでは、彼を大歓迎して、まるでヒーローのよう。
しかし、その裏の顔を知ってしまったのは、おじさんを一番好きだったチャーリーだった・・・。

後半のスリルが、たまらないですね〜。
本当におじさんは、そんな事件を起こした犯人なのか?
証拠を突きつけられても、信じられない。
一人思い悩む優しいチャーリーに、ロマンスが芽生えるのが、救いです。

ラストの収束の仕方も、なんだか古き良き時代って感じがしますねぇ。(2011,06,08)





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